3年生 白駒の池合宿 1日目

3年生 白駒の池合宿 1日目


��月5日(火)~8日(金)

北八ヶ岳 白駒荘

��年生の合宿がはじまりました。

��年生の合宿は長野県八ヶ岳の白駒荘で行います。東京を出る時はまだ晴れていましたが、台風の影響から神奈川県、山梨県とバスで進むにつれて雲が厚くなり、長野に入ったあたりから雨が降り出しました。

最初に八ヶ岳のふもとにある八ヶ岳総合博物館に行きました。

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ここは八ヶ岳の自然についてよく分かる展示がたくさんあります。

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大昔の火山で八ヶ岳ができたこと、

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水晶などの鉱物や化石の展示などよく見ていました。

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動物の紹介もわかりやすく、標高の高いところにはニホンカモシカが生息し、

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ふもとでは、ツキノワグマもいます。なかなかの迫力です。

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雨なので博物館の会議室を借りてお昼を食べました。

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お母さんの手作りのお弁当箱!とうれしそうに見せてくれました。

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出発してしばらく、いつもならここから八ヶ岳が見えますが、今日は雲の中。

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バスはどんどん標高をあげていきます。ここは麦草峠。2000mを超えています。

白駒の池駐車場に着くころには、雨も弱くなり、カッパを着て15分がんばって歩き、全員無事白駒荘に到着しました。

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標高2115m、白駒荘本館です。今年おめでたいことに100周年を迎えます。全国に常連さんがたくさんいます。鶴小が白駒荘で合宿をさせていただいてから今年で29年、歴史を感じます。

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山小屋のすぐ前に白駒池があります。池の向こうから朝陽があがります。

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山小屋の裏には、トウヒ、コメツガなど北八ヶ岳らしい森が広がっています。

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今日は歴史のある本館で1組が生活します。窓から見える池のスケッチをしていました。雨ですがいい雰囲気です。

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こちらでは、カードゲーム。雨に関係なく、元気に楽しんでいます。

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こちらは4年前にリニューアルした新館で2組が生活します。とてもきれいです。

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冬は-20度になることもありますが、新館は20度と暖かく、快適に生活できます。

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持ってきた野菜を集めたり、

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山小屋の使い方を教えてもらったりしました。特にトイレは重要です。みんなの家の下水道とはちがい、山小屋の人が処理をしています。使った紙は流さずに設置されたゴミ箱に捨てること、利用する時に1日100円を払うこと、どちらも自然を大切にすることにつながる大事なことです。

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今日の夕食は、白駒名物、陶板焼きです。おいしい!と子どもたち。

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本館の1階、食堂の様子です。

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新館の1階の大きな窓からも、きれいに池が見えました。

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白駒荘のごはんは、野菜などほとんどが、小屋の人たちが麓の畑で育てたものを使います。野菜の味が一味も二味もちがいます。

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白駒荘では、片付け方もちがいます。お茶碗や器は、ティッシュできれいに拭き取ります。なるべく洗剤を使わずに、池の水を汚さないようにするためです。

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この話は、夜の学年集会、山小屋で35年小屋を守り続けている寺岡さんの話に続きます。(19時の気温、13度でした。)

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��日目なのに子どもたちが気軽に「てらさん」とか「てらちゃん」と呼ぶ寺岡さんが、白駒池の水の話をしてくれました。

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「ここの水は、飲み水も洗い物もお風呂も、すべて池の水を利用しています。だから池の水はきれいでなくちゃいけません。」子どもたちはじっと話を聞いています。

食器をきれいに拭き取るのも、トイレに紙を流さないのも、この池の水を守るためなのだということがよく分かる話でした。

私ももう29年ここに通っていますが、初めて聞いた話があります。それは、この池の周りの自然が、この池の水を入れ替えているということでした。

冬、白駒池は厚い氷で覆われます。なので、凍った氷の下の水の温度はそれほど下がりません。春になって、氷が解けると、山のつめたい雪解け水が池に流れ込みます。その水は、池の水温より低いので元々ある水の下に潜り込むそうです。古い水はうわ水となり流れていくのです。

そして、池の底の落ち葉もその流れで攪拌され少しずつ分解されます。白駒池の水が少し茶色いのは、落ち葉の色なんだそうです。いただく水の味や香りが少し違って感じられました。自然の深さを感じるのでした。

 

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