「語り」=人に伝えるには?(3年生国語)

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地域で活動されている「柿の木文庫」さんをお招きして、おはなしの「かたり」を聞きました。 「目で 耳で 聞いてくださいね」 との始まりの言葉にうなづいて、 「だんまりくらべ・・・」 と、優しい口調で、ものがたりが紡がれていくたびに、おはなしの世界にひきこまれていく子ども達でした。 「お話の世界にはいったみたいだった」 「どうやったらこんなにおはなしに伝えられるようになるんですか?」 「知ってるお話だったけど、今日聞いたら、(語ってくれた)お話がすきなんだな、ってすごく伝わってきた」 「動きや表情でつたえていてすごかった」 と、子どもたち。 ひとつのお話を覚えるのに4カ月かかったことや、お話を好きになることがまずは語れるコツであること、登場人物はもちろん、作者の生い立ちや思いを想像して読み込んでいることなどを答えてくれました。 後日、教室で教師が絵本の読み聞かせをすると、 「柿の木文庫さんの語りは相手の顔をみて伝える、って感じだったけど、先生は字と絵を見て読むだけだったから気持ちの伝わり方がちがう」 と、”語り”と”読み聞かせ”の違いを感じている子どもたちの感性がステキだなと感じた時間でした。 3学期になると、下級生に”モチモチの木”を読み聞かせることに挑戦します。

2年国語『たんぽぽさいた』たんぽぽのねっこ なが~~~い!!

 2年生は国語で『たんぽぽさいた』の絵本を使って学習しています。

 絵本の中で、「たんぽぽの根をほってみたことがありますか。」「ながいのは、一メートルにもなります。」

の文に、子どもたちは 「(ほったこと)なーい!」 「(一メートルに)え~~~~!!」

という反応だったので、学校の雑木林にみんなで行って、たんぽぽの根っこを掘って確かめてみました。

たんぽぽの根っこは地中深くまで伸びていて、掘り出すのがたいへんです!
「見てー! ねっこ これだ!」 「ここほると いいかも!」

 掘っていても、途中で根っこが切れてしまったり、なかなか先が見えてこなかったり・・・
ほんとに大変な作業でしたが…
「見て見て! こんなにねっことれた!」
「ちょ~~~ながいの とれたよ!!」

そして、 せいようたんぽぽ と 日本のたんぽぽ を見分ける子どもたち。
「せんせいがめずらしいって言ってた 日本のたんぽぽ みつけたよ!」
「わたしたちも みつけたよ~!」

教室に持ち帰って、あらためてみんなでたしかめました。

「やってみたい」が出発点。 体験・経験は学びの土台を作ります。
机上の学習にとどまらず、本物に触れることで、
「ものを見つめる目」や「考える力」を育て、
「べんきょうってたのしい!」と感じる授業づくりを大事にしています。

2年生が国語で学習している絵本です。