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3月, 2025の投稿を表示しています

5年 みずがき合宿 「これを毎日お母さんがやってくれているのかぁ」

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 5年生のみずがき合宿がありました。場所は山梨県のキャンプ地。 子どもたちは、3泊4日を全てテントで生活し、食事も全て自分たちで作ります。 キャンプ地に着いたらまずはテント立て!泊まる場所を作っていきます。 テントが立つと大はしゃぎな子どもたち。秘密基地みたいで楽しいよね。ここで、3泊4日過ごします。 食事も全て自分たちで。かまど担当、水場担当、調理場担当に分かれて全部で8食作りました。 自分たちで食べるものは自分たちで作らないといけない。日常の生活ではなかなか味わえない体験をしていく子どもたち。 子どもの一人から「これを毎日お母さんがやってくれているのかぁ」と、声があがりました。 キャンプ地には、普段ご飯を用意してくれるお家の人はいません。自分たちで協力して作るからこそ、その仕事の意味が分かってきます。 初日から大雨が降りましたが、元気いっぱいな子どもたち。 雨がやんで外に出てみると、とても綺麗な景色が広がっていました。 毎晩開かれるキャンプ委員会では、各班の班長たちが集まり、一日の振り返りをします。 班の中でよかった動き、困っていることなどを出し合い、みんなで気持ちよく生活していくために話し合っていきます。 川遊びの活動では、石でダムを作ったり、綺麗な石を探したり・・・全身びっしょりと濡れるまで遊ぶ子も!冷たい自然の川でのびのびと遊ぶことができました。 火起こし体験では、じゃがばた作りとマシュマロ焼きを楽しみました!マッチで火をつけるところから挑戦。「初めて火をつけられた!」と嬉しそうな声も聞こえてきました。 火起こしでまさかのアイデアが!?川遊びで使ったゴーグルを使うと、目が痛くない!! 風向きによっては煙が目に沁みるときも・・・。これがあれば痛くないですね! 登山では、良い天気に恵まれ、魔子の山から見える絶景を、みんなで見ることができました。 子どもたちの後ろに見えるのは、6年生で登る「みずがき山」です。 「来年あれに登るのかぁ。」「ほんとに登れるのかな?」とあちこちから声が聞こえてきます。 みずがき山の頂上からは、どんな景色が見えるのでしょうか。来年の合宿がとても楽しみです。

パラリンピアン卓球 岩渕幸洋選手と出会って

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パラリンピアン卓球 岩渕幸洋選手と出会って “一生懸命を楽しむ” ~努力を楽しめる自分に~ 先週28日、どんぐりの会主催の学習会 「パラリンピアン卓球岩渕幸洋選手を迎えて」 が、3年生から6年生、おうちの方の 参加で行われました。 岩渕選手は、2016年リオ、2021年東京、2024年パリ パラリンピックの卓球代表選手です。先天性両 足機能障がいがあり足首の動く範囲がせまいた め左足に装具をつけています。実際卓球を見せ てもらと球が速く目で追うのがやっと。しかも 子どもの持ったラケットに当てるという正確さ。 子どもたちから大きな歓声が上がりました。 3大会連続でオリンピックに出場することは簡単なことではありません。 岩渕さんは子どもたちに「一所懸命を楽しもう」 という話をしてくれました。 予選でケガをし たとき、焦る気持ちの中で“結果にとらわれ”“人と比べて” ばかりになり、自分がわからなくなっていっ たときがあったそうです。 しばらくして、自 分でコントロールできないことでなく、自分のできることを見つけ、そこから始めようと・・・。 そうして、自分のことがわかったとき、自分の目標が見え、卓球に向かうことや自分で努力することが楽しめるようになっていったそうです。 「人と比べるのでなく」「 結果にとらわれるのではなく」…これは、子ども自身の育ちにも、大人の子どもへのかかわり方にも通じることだなと私は思いました。 「自分が努力していることを楽しめるようになってください。そうすれば輝ける場所がきっとみつかります。」うなずいて聞いている子どもたちがたくさんいました。 短い時間でしたが、貴重な時間でした。 質問の時間には、たくさんの手が上がりました。「カットプレイを見せてください。」「手術したんですか。」「好きな食べ物は?」「選手村の食事は?」「卓球の球は早いと思いますが、ボールは見えるんですか?」岩渕さんはひとつひとつ、丁寧に答えてくれました。 会が終わった後に「これまでいろんな学校に話に行きましたが、こんなにたくさんの質問がでたことはありません。」と感想をもらいました。話を聞いて、卓球を目の当たりにして、子どもたちの中に聞きたいこと、知りたいことがたくさん出てきたのだと思います。これもうれしいことでした。 ●5年生の子どもたちの感想から ・障がいがあっても本...

クラスの“人間理解”や“つながり” その豊かさが、劇にあらわれる

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  中高学年劇の会を終えて クラスの“人間理解”や“つながり” その豊かさが、劇にあらわれる  4年生と6年生の劇の会がおわりました。4年生・6年生とも、学級らしさあふれる劇を観ることができてとてもいい劇の会だったなという思いです。おうちの方から 劇の会の感想がたくさん届きました。 届いた感想に複数書かかれていたことですが、なぜ2年・4年・6年生が劇に取り組むのか・・・。 劇はいろんな役の関係性が見えることでその表現や話の世界が伝わります。その関係性は、言葉や動きを機械的に順番につなげるだけでも伝わりますが、それでは物足りなく感じるでしょう。そうではなく、役と役の間に生まれる雰囲気や、集団で作り出す動きがあってはじめて劇の奥深さ、おもしろさが生まれます。お話がまるでひとつの生き物のように一体となって展開し、観ているものにせまってくるのは、深い関係性を表現できる“子ども同士の関係性”が育っているからだと私は思っています。2年という成長の節の中で、いいこともそうでないこともたくさんくぐり、向き合い、 築いてきた“人間理解”や“つながり”。その豊かさが、劇にあらわれ たのではないでしょうか。鶴小の子どもたちの、すごさを感じるのです。 届いた感想を紹介します。 4年1組 きつねはだれだ ●劇の会とても楽しかったです!準備も含めてありが とうございました。コミカルなみんなの演技が見てい てほんとうに面白かったです。保護者席はわりと後ろの 方でしたが、声もはっきり聞こえて、子どもたちの表情 もよく見えていました。もしかして、みんなキツネなのかか… ?!と気付いた時は、自分もあのおじさん達み たいに一緒になって、だまされた!という感じがしまし た。最後、席の間を通り抜けていくおじいさんたちが、 とっても面白かったです。さいごのさいごまで、おじいさんになりきっていてすごいな~と思いました。(4年1組のおうちの方) 4年2組 王様の命令 ●細かい内容は子どもから何も聞かされず、観る方が緊張してしまい ましたが、幕が開けると集中して取り組んできた自信がそうさせるの か、緊張している様子は見られず、みんなのイキイキした演技に引き 込まれました。王様、王子、兵士の衣装も本格的で素敵でした。衣装 を作って下さった保護者の方、ありがとうございました。 また、脚本決め、役決め、ス...